語り継ぎたい言葉
およそ2年前のことになるが、とあるブログのコメント欄に書き込んだことがある。具体的には以下のところだ。
南京事件(南京大虐殺)について考えるための瑣末な疑問2点+αについて(追記あり) - 愛・蔵太の気になるメモ(homines id quod volunt credunt)
私はここでいくつかの質問を提示した。しかし、この文章を書いている現在に至るまで、ほとんどの質問に回答を頂けていない。まあ私は気が長い人間なので、回答が遅れていることは一向に気にしていないのだけど。
ところで、上記のエントリにはlovelovedogさん自身もブックマークコメントをつけていた。時系列としては私が質問をする前に書かれたものだ。しかしそのコメントは、いつの間にかブックマークごと消えていた。
これはミスで消えた可能性もあるので、私が保存していた分をあちらのコメント欄に貼り付けようかと申し出たこともある。しかし残念ながら断られてしまったので、自分のブログに載せることにする。消えていたのは以下の文章だ。
2008年01月08日 lovelovedog ブクマのコメントでも、レッテル貼り以外のちゃんとした答が得られていないように思えるのは、やはり答えにくかったり、知らない人が多い疑問だったのか
はてなブックマーク - 南京事件(南京大虐殺)について考えるための瑣末な疑問2点+αについて(追記あり) - 愛・蔵太の気になるメモ(homines id quod volunt credunt)
説明不要かもしれないが、私がわざわざこれを保存していたのは、あまりに面白かったからだ。こんなことを書いていながら私からの質問にノーコメントを貫くlovelovedogさんの心中いかばかりか、とニヤニヤしていた。なので消滅に気づいたときはショックだった。
こんな書きぶりだと、あたかも「都合が悪いから消したんですねえ、うんざりするほど卑怯者ですねえ、ヒヒヒ」と言っているようで心が痛む。そこで、別の文章も引用して悪印象を中和したい。
「情報は正確に伝わったのか」などは、言及をするまでもなく「誰が伝えたか」で自明のことです。「当人(元テキストを書いた人間)に対して接点を持たない第三者」により、当人に確認を取らないまま伝えた情報が「正確」なわけがありません
ものすごく興奮して大漁の文章をアップロードしているいる人がいるみたいですが - 愛・蔵太の気になるメモ(homines id quod volunt credunt)
これは情報の正確性(というか伝達の精度?)に関するlovelovedogさんの判定基準だ。これを今回のケースに当てはめてみると、上で引用したブックマークコメントも、実は信用できないことが分かる、
なぜなら、どう見てもlovelovedogさんに悪印象を抱いている*1私が、lovelovedogさん当人に確認を取らないまま伝えた情報が正確なわけがない……ということになるからだ。お前は「当人に対して接点を持たない第三者」じゃないだろ、と考える人もいるかもしれない。しかしトロープと名乗ってlovelovedogさんのコメント欄に書き込んでいた人間と、今この文章を書いている人間が、同一人物である客観的証拠はどこにもない*2。
したがって、上で私が「引用」したと称するブックマークコメントも、どれだけ信用できるか怪しい。部分的な改竄があるかもしれない。googleのキャッシュにも残っていないので、そもそもブックマークがあったのかどうかも怪しい。
lovelovedogさんは胸を張ってそう言って構わないと思う。というか言ってほしい。そうすれば私の罪悪感も少しは薄れる。