当然の権利

「○○に反発する人を説得するため(納得させるため)、その意義や有用性、メリットを説明せよ」

 という要請に対して

「説明するまでもなく○○は基本的人権として保障されるべき」
「なんでいちいち説明しないといけないんだ」

 と答えるやり取りがあったとする。いや実際にあったのを思い出しながらイメージで書いているのだけど。

 たとえば○○に入る言葉が外国人参政権だったときは、下のような返答に対して妖怪「戦略が悪い」……とまでは言わないけど、「それじゃダメ」という人が多く出てきた記憶がある。そんなことでは相手を説得できないぞ、と。

 しかし○○が陵辱ゲームなどのポルノ関係だったときには、なぜか下のような反応が多数を占めていた気がする。表現や消費は憲法で保障された権利だ、恥ずかしいから説明させんな、と楽しむ権利が当然視されていた。

 なぜ両者間でこれほど温度差が生じるのだろうか。もちろんそれらがまったく別問題であることは分かって言っている(便利だなぁこれ)。相違点はいくらでも挙げることができる。しかし、どうしても心情的には納得しにくい。

  1. 既存の権利か否か
  2. 自分の権利か否か
  3. 自分の権利か「敵」の権利か

 温度差が生じる理由として、最も真相に近いのは何番だろう。